振り込み詐欺に遭った
タイトル通り振り込み詐欺に遭った。結構巧妙な手口なので注意喚起も兼ねてブログに書く。金額は、毎月趣味等に使う金額よりは大きいけど毎月の生活費よりは低いくらいの金額。違う言い方をするなら、まぁまぁ大きい金額だけど首を吊るほどではないって感じ。
手口の概要
本人アカウントと見分けの付きづらい WhatsApp 偽アカウント
WhatsApp で友人を騙ったアカウントからメッセージがあった。単にその友人のアカウントの写真を使っているだけでなく、その友人との過去の会話履歴・画像もその偽アカウントで復元されていたのが一番のポイント。電話番号は当然ながら違うが、会話履歴が存在していたので、その人が機種変更して番号が変わったのかな?くらいにしか思わなかった。
非常に本人っぽい会話内容
事実として、その人はマレーシア人で、家族全員が日本や日本製品が好き。また、近日中に息子さんの誕生日がある。あと、裕福な家庭(日本人目線でも金持ち)。
偽アカウントからの会話内容としては、家族の誕生日プレゼントに日本のオンラインショップで商品を購入したいが、今から海外送金すると着金に数日かかり、その後の発送となると誕生日に間に合わなさそうなので立て替えて欲しい、というもの。金額は前述の通りそれなりの金額だったが、その人くらいの金持ちなら、誕生日プレゼントにそれくらいの金額を使ってもおかしくないな、という感じで会話の内容に不自然なところがあまりなかった。
多分、過去の会話履歴からその人の趣味嗜好を理解した上で、メッセージを作ったのだと思う。
どうすれば防げたか
状況として、同じ会話履歴が本物アカウントと偽アカウントの両方にあった。
偽アカウントから詐欺メッセージが来た際に、自分は「電話番号が変わったんだな」くらいにしか思わなかったが、この時点で本物アカウントの方に
「こっちのアカウントは使っていないの?」
とか
「XXX-XXXX ってあなたのアカウント?」
とか確認しておけば防げたはず。
ただ、言い訳になるけど、本物アカウントとの正規の会話履歴と同じ内容が偽アカウントとの間にも存在していたので、なかなかそういう発想になるのは難しいかも。
後は、「今日中に送金しないと間に合わない」みたいに言われたので確認を怠ってしまった。
知って欲しいこと
他の SNS は知らないけど、WhatsApp では友人との会話履歴が何らかの形で流出した場合、詐欺アカウントがあなたとの会話画面にその会話履歴を復元することが可能っぽいので、過去に友人との本物のやり取りが存在するアカウントだったとしても詐欺アカウントの可能性がある。
そういう状況だった場合には、電話番号その他を確認したり、本人と WhatsApp 以外で連絡を取ったりして欲しい。
詳細
会話履歴がどのように流出したか
考えられる原因としては
- その友人が携帯を機種変し、古い機種を手に入れた人がデータを復元した
- WhatsApp の機能で Google Drive 等にバックアップしたものが流出した
辺りかと思う。
実は自分は最近機種変更をしたが、古い機種はまだ手元にある。ただ、機種変の際に WhatsApp の会話履歴を Google Drive にバックアップしたので、それが何らかの形で流出したのかもしれない。
後は、理論上は以下のような可能性もある。
- WhatsApp からデータ流出した、あるいは内部の人が詐欺グループに情報を流出させた
- 安全でない wi-fi ネットワークを使った際に情報を抜き取られた
アカウントが実際にどのような状態だったか
その友人とは2026/5/25にその友人の友人の誕生日パーティーにて直接会っている。本物アカウントとは、5/22〜5/25の間に、その誕生日パーティーの場所・時間の連絡や、パーティーで撮った写真を送ったりしている。また、その人にお金を立て替えてもらったので、その人の口座の QR コードの画像を送ってもらって、その後に支払いもしている。
偽アカウントとの間でも、5/22〜5/25の間の会話が画像も含めてそのまま存在している。ただし、(後から気づいたことだが)本物アカウントと5月に行った会話なのに、WhatsApp 上の日付は8/3になっていた。
その後、8/4に詐欺メッセージが来て・・・という流れ。
詐欺と気づいた後にやった事
銀行に電話した
振込先は「auじぶん銀行」だったので、銀行に電話して状況を説明して口座番号を伝えた。
救済の仕組み(?)があるが希望するか、みたいな話だったので一応希望する旨を伝えたら、(電話したのが土曜日なので)週明けに折り返し電話するとのこと。
警察に行ったが、被害届は出さなかった
警察に行ったところ、警察官の人から状況の聞き取りがあり、口頭で説明したり画面をその場で見せたりした。
被害届を出すかと聞かれ、出すのと出さないのでどう違うのかと質問したところ、被害届を出す場合には、画面のスクリーンショットの提出などを行った上で警察が調書を作って、それをこちらで確認して、みたいな流れになるとのこと。
逆に、被害届を出さなくても、
- 自分の名前、連絡先
- 送金元の口座番号・金額
- 送金先の口座番号
- etc.
といった情報は警察のシステムで他都道府県の警察とも共有されるそうで、同じ送金先の口座番号が絡む別の被害者が出した被害届による捜査で仮に犯人が捕まったり(万が一)口座にお金が残っていた場合などは、こちらに連絡が来るとのこと。
一時帰国中で時間的に余裕が無いので、今回は被害届は出さなかった。
救済措置に関する説明の電話があった
週明けに銀行から電話が来て、救済措置についての説明があった。当該口座には残高が1,000円以上あったため、救済措置の対象になるとのこと。ただし、現時点では残高がいくらかは教えられないとのこと。
今後の流れとしては以下のようになるという説明があった(細かくメモを取っていたわけではないので、多少違っているかもしれないが悪しからず)。
- 口座名義人に連絡
- 半年間口座名義人から異議申し立てとかがなければ、残高を被害者に支払う手続きが開始
- その口座に絡んだ詐欺被害者に実際にお金が支払われる
最終的にお金が支払われるまで1年以上かかる場合もあるとか。
その他
1回目の支払いの後、さらに高額の支払いの依頼も来たが断った
こちらが1回支払った後、同じ詐欺アカウントから
「そのオンラインショップでX00万円購入すると20%ディスカウントになるから協力して欲しい」
という話があった。そもそも手持ちでX00万円の現金が無いし、1回目は家族の誕生日プレゼントの為ということで協力したが、今回は単にその人が得をするかどうかの話でこっちには関係無いし、と断った。
ただ、手元にX00万円があったら、もしかしたら送ってしまった可能性もあるので、1回の振り込みで1ヶ月の生活費に満たない額の被害で済んだのは運が良かったのかもしれない。実際、知り合いで1,000万円近くの被害に遭った人もいるので。
WhatsApp は詐欺が多いし、Meta は信用ならない
今回の件以外にも、運営アカウントになりすました詐欺メッセージなどが結構来る。
以前、Facebook で有名人になりすました詐欺が多くて、前澤友作さんや堀江貴文さんだったかが Meta に対して訴訟を起こしたって話があったと思うけど、Meta 社は全般的に詐欺への対策が甘い。
まとめ・感想
WhatsApp は便利だけど、詐欺は多いので要注意。
今回自分がひっかかった理由としては、知り合いとの本当の会話履歴が何らかの形で流出して、その詐欺アカウントとの会話内で復元されていたので、信用してしまったというもの。その詐欺アカウントと本物アカウントは電話番号が違ったので、知らない番号からメッセージがあったら「電話番号が変わったのかな?」とか思わずに、必ず別の手段で本人に確認すること。