何でも良い方向に考える
法人口座の開設を断られた
経緯: 2つめの法人
フリーランス→法人成りしてから結構経った。最初は一人法人だったけど、その後に社員を雇ったりもしたので、(100%株主なので法的には何でも自分の好きに出来るとは言え)あまり個人の好き勝手はしづらくなってきた。
ということで、知り合い経由で頼まれる個人の仕事をやったりするために(他にも理由はあるけど)、実は新たに法人を作っていて、そっちも設立後1年以上経った。
設立時に、審査に通りやすいと言うことで某銀行の口座を作ったものの、初年度無料だったネットバンキングの費用が2年目からは毎月数千円かかってきて、サブの法人で大して利益もないのにそれはまずいと思って、別の銀行口座を作ることにした。
緑の銀行に開設を断られた
口座開設に辺り、メガバンク3行を比較した。
- 赤の銀行: メイン法人で使っている。大きな不満はないが、ネットバンキングの画面は使いにくい
- 青の銀行: システム障害が多そうなので、何となく除外
- 緑の銀行: 個人口座を持っているし、法人口座は使った事無い
ということで、緑の銀行に口座開設を申し込んだ。
結論としては断られた。流れとしては以下の通り。
- ネットで必要事項を入力
- 登記簿等の書類を郵送で提出
- 確認の電話がかかってきていくつか質問された
- その後、お断りメールが来た
考えられる理由
自分なりに考えた理由は以下の通り。
- 登記上の本社がバーチャルオフィス
- 以前、夜のお店向けのサービスを作って、ホームページにそれの記載があった
- 電話で銀行口座開設の理由を聞かれた時に、今の銀行のネットバンキングが高いから、と答えたため。手数料とかを渋るくらいの、銀行にとっては望ましくない客だから
- 同じく電話でウェブ経由での集客があるのか聞かれた際に、素直に「知り合い経由の仕事が大半」と答えたため、何かあったらすぐ潰れそうと判断されたのかも
1に関しては、他の銀行ではOKだったので、単体の理由としては薄いかなと思いつつも、他との合わせ技かなと。
2は、個人的には一番大きそうと思っている。今では、そのサービスの記載は削除した。(サービスもあまり反響は無く、残しておいても今後にメリットは無さそうなので。)
3についてだけど、最近は法人・個人問わず、口座開設してもあまり銀行の利益にはならないみたい、という話は聞いたことがあるので、結構大きな理由かもしれない。
4は、今回のようなサブ法人や、サラリーマンの副業としての法人であれば良くあることで、潰れることも少ないけど、銀行側としてはそんなことは分からないし。
断られてどう思ったか
最初はむかついた
断りのメールが来たときには、やっぱり頭にきた。
申し込みの際に任意で個人口座を書く欄があり、
「個人としては長年の顧客だし、メインで使っていて取引も多く、それなりの額を預金しているのに!」
とも思った。
「個人のメイン口座をネットバンクに移してやる!」
とかも一瞬思った。
「もっとお金稼いで見返してやる!」
とか思ったけど、次の瞬間、
「メガバンクだしそれは無理だよなー」
と思って、少し怒りが収まった。
良い方向に考えた
自分はなんか嫌なことがあった時とか、良い方向に解釈することが多い。とは言え、今回はそういう気持ちに最初はならなかった。
そんなとき、最近読んだ秋元康の本に書いてあったエピソードを思い出した。詳細は省くけど、アメリカのLAかどっかのホテルの入り口近くの道路で犬のうんこを踏んだときに「運が良い」と思ったって話。
普通の人なら、犬のうんこを踏んだときにそう思うなんてあり得ないけど、運が良いと思える発想の人だから、ああいうヒットメーカーになれるんだなぁと思った。
その話を思い出して、自分も以下の通りに考えることにした。
- 月数千円程度の経費が無視出来る程度に、個人の仕事も頑張りなさい、という天の声だ
- 夜の仕事は世間的には色々偏見・制約があるという事に気づけて良かった
もしかしたら、過去にウェブサイトに来た見込み客が、夜のお店向けサービスの記述を見て問合せをためらった可能性もあったかも。前述の通り、当該サービスの記述は削除した。
ということで、今では(完全にでは無いけど)断られた怒りというのは無くなって、前向きに仕事を頑張ろうと思っている。
まとめ
世の中の9割〜9割5分くらいの出来事は、心の持ちようで良い方向に考えられそう。
今後も何かあったら、少し落ち着いてから良い方向に解釈して、人生を楽しんで生きていこうと思った。