4日目その1(〜小田原宿)
国府津の先の海岸で野宿したものの、(長袖のシャツやウィンドブレーカーをきていたにもかかわらず)思いの外寒かったので、午前2時過ぎに起きて支度をして出発する。
近くの吉野家で朝食。朝定食がまだやっていない時間なので、並のセット(お新香と味噌汁付き)に卵を付ける。
3時前に出発する。最初は良くても2km位歩くと徐々に足が痛くなってくるので、痛みの比較的ひどいところ数カ所に湿布を貼る。
途中、新田義貞の首洗い井戸ってのがあるので、国道一号を脇にそれて住宅街に入っていく。まだ午前4時前だったので、ちゃんと取れるかどうかは分からないけど一応写真を撮ってそそくさと退散する。(後で確認したところ真っ暗で何も見えず。こういう時は携帯のカメラじゃダメだよなぁ。)
また歩いていると「23時間営業」という微妙な営業時間の温泉(?)の看板が目に入る。こういうところなら中でちょっと仮眠も出来るだろうと言うことで若干やる気がアップ。
もうしばらく歩くと小田原の市街地に。さすが国内有数の観光地、往時では東海道随一の宿場町である小田原、「東海道 小田原宿」という道ばたの立て札が電気で光っている。
少し歩いて市内のロイヤルホストで休憩。デザートと飲み物を頼む。そこで先ほどの23時間営業の「万葉の湯」について調べたところ、入浴料が2400円、深夜3時以降は深夜料金で千数百円かかるみたいに書いてあったので、うーん合計で4000円かー・・・と迷いつつも背に腹は代えられずと言うことで行くことにする。
行ってみると浴衣付きで睡眠が出来る部屋も使えるのだと2400円だけど現在は満室なので、お風呂と食堂の利用だけだと半額の1200円です、とか言われ拍子抜けした。前述の価格は前の日から使って宿泊した場合の価格なんだろうね。それでも安いけど。
お風呂に入って、朝ご飯を食べて、食堂の座敷で雑魚寝する。9時にいったん閉まって10時に再オープン(だから23時間営業)らしいので、9時に出て先に進む。
万葉の湯はこんな感じの建物。駅から近い。
小田原は国道一号から海岸よりに一本入ったところが旧東海道。そこにはかまぼこ屋があったり、旧本陣跡があったりする。小田原は結構観光客向けの表示とか案内板とかが充実していてさすがと思った。
この写真は江戸口見附跡。小田原城下町の一番江戸よりにあった見附の跡。
旧東海道と国道一号が再び合流する辺りのところに「小田原宿なりわい交流館」ってのがあって休憩できる。冷たい水をもらったんだけど、なんかただで休憩するのも悪いのでかき氷を食べる。
この交流館の前にある地図を見て、当時4つあった本陣の跡に行ってみた。明治天皇が宿泊した旧本陣は、今は整備されて公園みたいになっていた。