マレーシア、ラブアン島に行ってきた

殆どの日本人は知らないと思われるマレーシアのラブアン島(Labuan)に行ってきた。以下の画像の赤い点がラブアン島。参考までに、首都クアラルンプールは左下のマレー半島(Sumatra 島の右上)にある。

どんなところか

連邦直轄地

マレーシアには13の州と3つの連邦直轄地があり、ラブアンは3つある連邦直轄地のうちの1つ。残りの2つはクアラルンプールとプトラジャヤ。プトラジャヤは、クアラルンプール郊外の行政都市で、首都機能の一部が移転されているので、クアラルンプール都市圏の一部。なので、ラブアンは異質なのが分かる。

金融センター(を目指している・いた?)

なぜラブアン島が連邦直轄地かというと、1990年にラブアン島をオフショア金融サービスセンターにする事を目指して法律が制定され、特区的な扱いになっているから、だと思う。(連邦直轄地に指定されたのは1984年のようだが。)

ラブアン島で作る法人は他の地域で作る邦人とは異なる法律が適用されたり、島内では免税だったり、色々と異なる。

のどかな南国

金融センターと聞くと凄そうだが、実際には日本の地方にある小型ショッピングモールとオフィスビルをくっつけたようなビルに大体全て(企業・店・移民局等の行政施設)が入っていて、そのビル近辺には多少の商業施設はあるのと、少し離れた港近辺に倉庫とかはあるようだが、それ以外はのどかな南国の島という感じ。

ホテルの近くのビーチ。何もない。

免税

何度か書いているが、マレーシアは良い国だがお酒が高いのが不満。ラブアン島はランカウイ島などと並んで免税の島なので、島内ではお酒などが安く買える。定番のタイガービールは4リンギット。今は円安だが、それでも150円くらい。クアラルンプールのスーパーだと8リンギットくらいするので半額。

ビール以外のアルコールも免税。ただ、マレーシアは事情により西マレーシア(マレー半島=クアラルンプールとかがあるところ)と東マレーシア(=ボルネオ島、ラブアン島など)の間を行き来するときには入国審査があり、西マレーシアに持ち帰る場合は、外国から持ち込むのと同様に大人1人につき1Lまで免税という形。

ホテル: Tiara Labuan Hotel

泊まったのは Tiara Labuan Hotel というところ。ショボいが、公式ウェブサイトは以下。

Tiara Labuan Hotel – ~ Home Of Tropical Experience ~

概要

少し古いリゾートホテル。4階建てくらいの建物で、客室は全て(?)スイートルーム。広い2LDKという感じ。とは言っても、1泊2万円しないくらいで泊まれるので、うちみたいな家族連れには良い。今回は多分1泊1万5千円くらいだったと思う。

設備としては、いずれも規模は大きくないが、バーが2つ、レストランが2つ(今回は1つ改装中だった)、ジムが1つ、プールがある。

ホテルのプールはこんな感じ。ノンビリ。

これまた大きくないが、結婚式場やコンベンションセンターみたいなのもあり、宿泊以外にも使えるらしい。

ホテルのプライベートビーチではないが、ホテルを出て道路を挟んですぐに海岸があるので、子供はプールも海も両方楽しめる。

良いところ1: 飛行機が間近で見られる

のどかで良いホテルだけど、何より子供が喜んだのは飛行機が近くを通ること。というのも、ラブアン空港はホテルから2kmくらいのところにあるので。

通る度に「あ、あれはボーイング737だね。」とか、「プロペラ機だね(機種名は分からず)。」とか話すのも楽しい。頻度としては1時間に1〜2便くらい。

ホテル近くを通る飛行機。音も大きいし、燃料の燃える臭いが微かにすることもある。

良いところ2: レストランのメニューが意外に豊富で安い

今回は2つのうち1つのレストランしかやってなかったけど、ここは意外に良い。食べ物の種類は、洋・マレー・中華一通りあり、味もまぁまぁ。値段は安く、1人前の料理で大体どれもRM15〜25(550円〜950円程度)、高いステーキとかでも2000円とか。子供も食べられる料理が結構あるのがありがたい。

海鮮料理: Mawilla Yacht Club Restaurant

Tiara Labuan Hotel から歩いて10分くらいの所にある海鮮料理のお店。

Mawilla Yacht Club Restaurant – Google マップ

海沿いにあってリゾート感あふれる。広さはかなり広いが、行った日はそれでも団体さんが2組くらいいて、かなり混んでいた。人気店なんだと思う。

料理も安くて美味しい。

お魚

50才〜60才前後と思われるおじさんや若い女の店員さんは英語が通じる。

その他の話

移民局にて

前回行ったときは日本人は1人もいなかったけど、今回は書類提出時に日本人の母子1組とビザ受け取り時に初老の紳士1名の、合計2組を見かけた。普段何をしている人なんだろうとか色々考えてしまう。

ラブアン空港で使えるラウンジはなさそう

制限エリア外に「VIP Lounge」という看板はあったが、入れるかどうかは不明だったので試していない。

自分たちはマレーシア航空便を使ったが、マレーシア航空は JAL と同じワンワールドなので、使用可能なラウンジがあれば、JAL の上級会員にはチェックイン時に何らかの説明があるはずだが特になかった。

クレカ(アメックス、ダイナース)、プライオリティパスのアプリも確認したが使用可能なラウンジは無かったので、本当の VIP (政府要人等)とかが使う場所なのかもしれない(詳しくは調べていない)。

まとめ

ラブアン島はノンビリして良いところ。お酒も安いのが良い。ただ、観光なら長くて3〜4日、ステイケーションとかだとしてもせいぜい1ヶ月もいれば十分。

次に行ったときは市内中心地(といっても小さいが)の店や島の北側にも行ってみたい。

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