生成 AI で生成できないコンテンツ

仕事柄、生成 AI は良く使うし、ニュースとかを見てると「AI に奪われる仕事・奪われない仕事」みたいなネタは相変わらず人気がある模様。自分も、そういうネタで少し書いてみる。とは言え、ちょっと違う切り口にしてみたい。

1. 個人的な実体験を伴う内容

これは色んなところで言われているし自分も強くそう思うけど、生成 AI は大量のデータを学習して模範解答を出すのには強いが、サンプル数1の個人の感想みたいなものは出さないし出せない。もちろん、「こういう意見もある」というような比較的マイナーな意見を出す事は出来るが、それすら大量データの中でのマイナー意見なので、世界中で1人〜数人しか経験していないような事柄やそれに基づく意見を出す事は出来ない。

ということで、珍しい経験をした人やその経験をものにした考えなどは、生成 AI によって置き換える事は(現時点では※)出来ない。

※: 物理的な行動を行える、AI を有したロボットが実用化されれば、違ってくるかもしれない

2. 違法なもの、あるいは合法でもエロ等の話題

生成 AI に殺人の方法などの違法な事を聞いても回答が返ってこない。また、(国によって異なるものの)合法だったりグレーゾーンのケースが多い性風俗の話題なども、知りたい内容が返ってこない事が多い。

よって、そうした情報のコンテンツだったり、そういった分野に関するサービスは、生成 AI に淘汰される可能性は低いと思われる。

3. 極端にニッチな内容

理屈としては1と大体同じだが、極端にニッチな内容は少なくとも当面の間は生成 AI によって生成する事は出来ない。何かの分野に突き抜けている人は今後も引き続き重宝されるはず。

(4. 最新の話題)

生成 AI は、ある時点より前の学習データを元に学習しているため、それより後に起きた出来事については知りようが無い。

ただし、これは近い将来改善されそうなので、見出しに括弧を付けている。例えば X (旧 Twitter)の Grok は、日々の投稿を元に最新の情報に関する話題にも答えてくれる。

まとめ。生成 AI に置き換えられないためには

雑にまとめると、エロとかも含めて色々経験して、それを元に自分の頭で考えるって事によって、生成 AI によって置き換えられない個性のある人間になるのかもしれない。

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