LinuxとSolaris
今、仕事絡みでSolaris 10を触っている。10での大きな違いと言えば何と言ってもOS自体のライセンス量が無償になった事。新機能も沢山あるけど、やっぱり「タダ」というインパクトにはかなわない。
さてOSが無料になったからと言ってLinuxユーザーが大挙してSolarisに移行するか?多くの人が指摘しているとおり答えは否。googleで”Solaris 10″で検索すればいくらでもその手の意見は見つかると思うのでここでは省略。
数年前、某大手アプリケーションサーバーベンダーの技術部長だか次長だかとお話しする機会があった。当時自分はLinuxをメインで扱うソフトウェア会社に勤務していた。その人はこんな感じの事を言っていた(詳細はちょっと違うかもしれないけど)。
「Linuxなんてタダじゃなきゃ誰も使わないでしょ。同じ値段だったらみんなSolarisを使うよ。」
それを聞いた時「この人分かってないなぁ。」と思った記憶がある。あの人は今もあの会社にいるのかな?今のSolarisの状況をどう思ってるんだろう?
Solarisが無料になって、Red Hat Linux(RHEL)が有料になってるってのもちょっとした皮肉だなぁ。
ちなみに、ちょっと気になって米国本社の決算情報を覗いてみたけど、順調に成長しているようだ。日本での売り上げはどうだろ。