マレーシアの携帯電話に関するあれこれ
2020年代の今、携帯電話が無いと何をするにも不便なのは改めて書くまでも無いと思う。自分もマレーシアで携帯番号を持っている。プライベートと仕事用で2台持っているので番号も2つ。
さて、マレーシアでの携帯電話の契約方法や各キャリアの特徴などは、色んなページに情報があるので、ここでは触れない。「マレーシア 携帯電話」などで検索してもらいたい。
ここでは、そうしたサイトにあまり載っていない情報や小ネタなどを書いていきたい。
現状の説明
まずは現在契約している会社などを説明する。前述の通り2台持ち。
- 仕事用: Hotlink
- 会社設立や銀行口座開設手続きの前に取得。
- KLIA (空港)で prepaid SIM を購入し、top up し続けて番号を保持し、移住後に posppaid プランに変更。
- プライベート用: CelcomDigi
- 移住後に Pavilion というモールで postpaid プランを契約。
あれこれ
postpaid だけど保証金は要らない場合も
マレーシアの携帯に関するブログ・サイトを見ると、postpaid (月に定額を後払い)プランを契約する際、外国人の場合は保証金(デポジット)が必要であると書かれている。金額はキャリアによっても異なるらしい。
実際、自分も Hotlink の postpaid プランを契約する際には RM150 (約5,000円)取られた。一方、CelcomDigi の postpaid プランを契約する際には何も取られなかった。担当者が忘れていただけかもしれないけど。
店員はあまり信用しすぎない方が良い
前述の通り、プライベート用の携帯は CelcomDigi の店で以下のページにある月額 RM40 のプランを契約した。はずだった。一覧表の紙を指さして指定したのでそこは間違いない。
CelcomDigi | Enjoy Unlimited Calls with Postpaid 5G SE Plan
契約後、ちゃんと回線が繋がっているかは確認したけど、正しいプランで契約しているかは確認しなかった。自宅に帰って、Celcom Lite というスマホアプリをインストールしてプランとかを確認したら、RM60 のプランで契約されていた。
UI としては同アプリでプラン変更も出来るようだったけど、実際に変更しようとするとパスポート番号で利用者登録している人(=外国人※)はオンラインでは変更できない、というメッセージが出てきた。案内された電話番号に電話しても繋がらなかったので、また今度どっかに出かけた時に Celcom のお店で変更しようと思う。
※マレーシア人の場合は MyKad という日本でのマイナンバーカードみたいなのを持っていて、携帯を契約する時にはそれが必要なはず
登録している携帯番号の変更が大変なサービスが多い
冒頭に書いたとおり、携帯電話は生活に欠かせないインフラの一部になっている。各種サービスでも当然携帯番号が必要なものが多いが、携帯番号の変更が面倒くさいサービスはかなり存在する。登録時は SMS で届いた OTP を入力すれば良いだけなのに、携帯番号を変更しようとすると書類の提出を求められたり電話してくれと言われたり。
対策としては、何はともあれ早いうちにマレーシアの携帯番号を入手して、マレーシア国内のサービスにはマレーシアの電話番号で登録すると言うことに尽きる。
海外で SMS を受信できないケースがある
(これはマレーシアの携帯電話の話では無いけど、)マレーシアにいる時に日本の携帯番号宛の SMS を受け取れない場合がある。原因としては
- 携帯キャリア側の問題
- 発信側の問題
の両方がある。
前者の例として、格安 SIM の OCN モバイル ONE は、普通に契約すると海外で SMS を受信できず、国際ローミングサービスに申し込みをする必要があるとのこと。実際、自分も OCN モバイル ONE では SMS を受信できなかった。一方、docomo で契約している番号では受信できた。
後者は、サービス側で海外番号だと SMS を発信しない場合がある模様。同じサービスでも現地の携帯番号であれば SMS を受信できたので、サービス側の問題と思われる。
まとめ
携帯電話は何をするにも必要なので、マレーシア(に限らず他の国でも)に移住する場合には、まずは空港で電話が可能な SIM を入手して、現地のサービスは全てその電話番号で登録する事をお勧めする。
また、空港で購入した SIM は prepaid なので、定期的に top up するか、必要に応じて postpaid のプランに変更すると良い。