1フリーエンジニアが働き方について考えた
こんな記事があった
久しぶりに技術系以外の事を書く気が。
こんな記事があった↓
<ゆるい就職>若者が正社員で働くのは「負け」 慶大助教が提案
Yahoo!の記事は結構すぐ消えてしまうので、いくつか引用しておく。
慶応大特任助教、若新雄純(わかしんゆうじゅん)さんが提案する「ゆるい就職」が話題だ。若者に「週休4日で15万円」の仕事を紹介する人材派遣サービスという。
この人、元記事では書いてないけど、NEET株式会社の人らしい。
「今どき、若い世代が正社員で働くのって『負け』だと思うんです」。正社員で長時間労働に苦しむシステムエンジニアの男性(23)が発言すると、会場に集まった約60人の若者から賛意のどよめきが起こった。
という、参加者の声。
つまり週3日働いて月収15万円の仕事を紹介するという。派遣など非正規雇用。15万円は額面。手取りでは12万~13万円か。週3日勤務は社会保険の適用外だ。
というシステムらしい。
企画した若新さんは「週5日勤務を『人生すべてを仕事に支配される働き方』『仕事のために人生があるわけじゃない』と感じる若者が増えています。大多数は違和感を抑え、安定にしがみつくが、そこから一歩を踏み出そうとする若者がここに集まった」と説明する。
と、若新さんの言葉。
一部で「ゆとり世代の新しい働き方」などと好意的に取り上げられる中、「『週休4日で15万円』は別に新しくない。どんなに言葉で飾っても内実はアルバイ トやパートタイム労働と同じ。使い捨てられかねない」と指摘するのは、ブラック企業対策プロジェクトのメンバーでNPO法人POSSE事務局長、川村遼平 さん。
などという意見も。
読んだ感想
こういう選択も無しではないけど・・・
「勝ち負け」の判断基準は人それぞれだと思うし、タイトルもそうだけど「負け」という言葉で煽るという手法は好きになれない。
本題だけど、週休4日の正社員であれば、新しい働き方だと思うけど、最後に引用した人が指摘するとおり、これって今までにもいたフリーターだよね。
バブル期のフリーター、あるいは就職氷河期に就職できなかった人がその後どうなったかとか、参加者は知ってるのかな。知っててなお夢を追いたいとか、そういう選択なら別に構わないけど。
他の問題を解決した方がみんなハッピーな気が
多分、以下の様な典型的な正社員に関する問題を解決すれば、一部の人を除いてわざわざフリーターを望む人はいないと思う。
- 休みが取りにくい
- 勤務時間に融通がきかない
- サービス残業
自分は別に正社員礼賛ではないんだけど、日本の現状では正社員以外の生き方は多くの人に取ってはかなり茨の道なので、安易には勧められない。
でも、多分望む人が全員正社員になれる訳ではないので、以下の様な問題も解決するように努力した方がいいと思うけど。
- 正規雇用と非正規雇用の格差の問題
- 賃金
- 社会保障等
- 年代間格差の問題
元の人は、現状の問題点をある意味放置してフリーターを勧めてるように思える。
個人的な経験と提案
一応書いとくと、自分はアラフォーのフリーのIT系エンジニア。小さな子供がいるので、なるべく家事とか子育てとかをしたい。
現在の働き方
やってる仕事はこんな感じ。
- 他の会社のお手伝い2社
- 受託開発
- 自社ソフト・サービスの開発、販売
必ず外に出なきゃいけないのは、1番の2社のうちの1社だけ。もう1社は打ち合わせとかが無ければ、自宅作業もOKにしてもらってる。
その他の日は、日によって違うけど、例えばこんな感じ。
- 起床〜9:30 → 家事、食事、子供の相手
- 9:30〜12:00 → 仕事
- 12:00〜14:00 → 食事、家事、子供の相手
- 14:00〜17:30 → 仕事
- 17:30〜20:00 → 食事、家事、風呂
- 20:00〜 → 仕事したり、ダラダラしたり
自分は仕事とか開発がが好きだから、それなりの時間仕事をしてるけど、別に趣味とか子供の相手をもっと増やすことも出来ると思う。
会社員でも出来るはず
別に「俺の働き方いいだろ」とか「フリーマンセー」みたいな事を言いたいわけではなくて、これって会社員でもやろうと思えばできるし、やっている会社も増えていると思う。
以前、リモートワークで使えそうなツールに関して記事を書いたけど、そういうツールはどんどん増えているし良くなっているので、提案できる立場の人、経営者の人は是非取り入れてほしいなぁと。
自分でも実行中
前の方で自分はフリーエンジニアと書いたけど、形式上は1人法人。ただ、最近人を雇うことになった。
なので、まずは自分で実行することにした。今は最初なので顔を合わせて仕事する事が多いけど、徐々に自宅作業を増やしていこうと思ってる。
うまく行った、うまく行かなかった、tips等は、今後エントリーにしていく予定。