海外でIT関連の仕事に就く方法(?)
海外で働きたいって人は結構いると思う。
まずは国や職種を問わず共通の事から。採用する側からすると手続きや文化の違いなどから色々面倒な外国人を雇うからには、その人ならではの何かがないと難しい。例えばカナダの会社がカナダで事務員のポジションで求人していたとする。この場合、日本人などの外国人を雇う事は基本的にあり得ない。なぜかというと、それ程専門性の高くない仕事なので、カナダ人を雇えばいいから。(というか、事務員とかだとそもそも就労ビザが下りない)
それとは逆に寿司レストランで働こうとする場合は比較的簡単だと思う。調理師の資格を持っていれば問題ないだろうし、持っていなくても日本人である程度英語が話せるだけで採用される確率は高まると思う。お客は白人の人が握った寿司よりは日本人(あるいは日本人っぽい風貌の人)が握った寿司を食べたいから。
前置きが長くなったけど、IT関係でも同じだと思う。多くの人が出来る事を出来るよりは、あまりやっている人が少ない分野を出来た方が強い(必ずしもそうとは限らないけど)。
じゃ、マイナーな技術をやれば良いかって言うとそうでもないと思う。どっちかというとどこでも使われているけど、あまり出来る人がいないみたいな裏方的な技術を持っているといいのかなぁと思う。
フィリピンにいたときに現地技術者の採用を担当していたんだけど、優秀なプログラマはそれなりにいて何人か採用したけど、以下のような事が出来る人は人間は殆どいなかった(そう言う職種で募集をかけても)。
- サーバーの設定
- ネットワーク
- セキュリティ
- DBのチューニング
システムを開発したらそれをインストールしなきゃいけないし、DBやアプリケーションサーバーをインストールする必要もある。その辺の仕事ってのは絶対必須なのに出来る人は少なかった。
これは国によって傾向が違うと思うけど、どこの国でもやっぱり割と目立つ分かりやすい仕事をやりたがる人は多いと思う。システムで言えばコンシューマ向けのWebシステム開発とか。なのでインフラってのは割と狙い目かもしれない。
後、東京とかで仕事をしている人は割と大きなプロジェクトに関わる経験があると思うけど、そういうのも役に立つと思う。東京はやっぱり世界で見ても大きな都市なので、プロジェクトの規模も比較的大きい。
書いてて思ったけど、これって海外に限った話じゃないかも。
次回はもう少し海外ならではの事も書くか・・・