CVS/WinCVSハンドブック

CVS/WinCVSハンドブック / 鵜飼 文敏, 鹿島 和郎, 吉村 晋一(amazon
手前味噌だが一応紹介しておこう。(以前どっかで頼まれた時に書いた紹介文を改変)。
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バージョン管理システムの「CVS」および「WinCVS」のうち、よく使われる機能を中心に解説した実践的な書籍です。
行いたい作業別に章立てしてありますし、CVSの概念に関しての簡単な解説もありますので、プロジェクトに配属された新人用として最適なのではないかと思います。また、書籍のサイズがコンパクトですので、コマンドやオプションを忘れた時のために手元に1冊置いておくのもいいと思います。
本書では、導入前のユーザーに対する導入の指針、実際の導入作業に関しても扱っていますので、導入前〜導入済みの幅広いユーザーに対して役に立つのではないかと思います。
また、日本語の情報が比較的少ないWinCVS、EclipseのCVS機能、CVS NTに関しても比較的多めにページを割いてありますので、それらのユーザーにとっても役に立つと思っています。
逆に、使用頻度の少ない機能に関しては全く触れていませんし、もう少し突っ込んだ内容や背景的な事を知りたい方は「CVSによるオープンソース開発」等のCVS関連書籍)やウェブサイトの情報なども併せて参照するといいと思います。
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売れ行きはどうなんだろう、、、
ところで、CVS関連書籍で手元にあるのは以下の3冊。ついでなんでそれらの紹介も。
CVSによるオープンソース開発
とりあえず基本の1冊。詳しく知りたい人はもっておいた方がよいかも。ただ、細かい技術情報が満載って訳ではなく、Webで同程度の情報を得る事は可能のような気がする。オープンソース開発に関して結構ページが多めに割かれているので、興味のない人にはあまりオススメできない。
入門CVS 第2版
内容はタイトル通り入門向けで、必要な情報は入っていると思う。構成がもう少しすっきりしていれば、という気がした。くだけた文体には賛否両論。
入門CVSNT
入門CVSと同じ作者。CVSNTに関する貴重な情報源だが、1冊の本にするほどCVSNTって普及しているのだろうか、というのが素朴な疑問。自分自身、Windows環境ではVisual Source Safeを使う事が多かったし。あと、CVSNT独自の機能と通常のCVSでも使える機能が明確に分かるように書いてあると良かった。

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“CVS/WinCVSハンドブック” への4件の返信

  1. 今日近くの本屋で買って来ました。けっこうよさげ。活用させてもらいますね。

  2. 今日近くの本屋で買って来ました。けっこうよさげ。活用させてもらいますね。

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