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[書評]戦略サファリ

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色んな戦略論を概観する

経営とかマネジメントの本って死ぬほど沢山あって困る。有名なのとか話題になってるのとかはちょくちょく読むんだけど、そもそも自分は経営とかって専門外なので、何となく断片的に知識とか情報が入ってくるものの頭の中でうまく整理されず、仕事にもあまり活かされている実感がなかった。

何かのキッカケでこの本、戦略サファリを読んでみたんだけど、これ面白い。過去から現在に至るまでの、いろんな戦略・マネジメントの手法・研究を10個の「スクール」に分類して、それぞれの概略を説明すると共に、それらの前提・功績・批判、あるいは歴史や他のスクールとの関連などを詳細に述べている。例えばマイケルポーターに代表される「ポジショニングスクール」、ピーターセンゲ等の「ラーニングスクール」などなど。

今まで断片的に知っていた知識や手法が、どういった流れの中で出てきたのか、どういう時に有効なのかというのが、何となく大局的な視点から見る事が出来て、今までのモヤモヤがかなり晴れた。

主著者のミンツバーグが本書でたびたび触れているのが、有名な象の寓話。戦略を象に喩えて曰く、戦略には色んな見方があるので、一つの狭い見方(言い換えれば一つのスクール)に固執しては全体を見失う、と。なるほどなぁと思った。

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失敗の本質

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話題になってた?

久しぶりに本の感想書いてみる。

どっかのニュースサイトか何かで、最近この本が話題になってるみたいだったので、買ってみた。でも、多分話題になってたのはこの本の解説書の「超」入門(右)の方だったっぽい。

まぁいいや。

本の感想

さて、本題。

本書は3章に分かれていて、最初の章が第二次世界大戦で重要だった6つの戦闘(いずれも日本が負けたもの)の考察、2つめの章が6つの戦闘に共通する失敗の本質の考察、最後の章がそこからの教訓という構成。

第1章は読み物としても面白い

本書の著者の1人である野中郁次郎氏は、言うまでもなく著名な経営学者なので、本書をビジネス書として読んでいる人も多いのかもしれない。でも、第1章は、純粋に歴史として読んでも面白いと思う。

歴史にifは無いのは分かっているけど、もしあそこでああなっていれば、日本がその戦闘に勝利していて、その後の展開はどうなっただろうか、とか色々夢想するのも楽しい。

レイテ海戦での「謎の」反転は、そこに至る伏線が色々あったんだなぁとかも興味深いし、戦史をもっと知りたくなった。あと、昔あった「提督の決断」をやりたくなった。

第2章、第3章の指摘は、時代を超えた鋭さがある

前述の通り、第2章で失敗の本質をさぐり、第3章ではそこからの教訓を導き出している。

この本が書かれたのは1984年なんだけど、今読んでも古い感じはせず、分析の鋭さを感じた。3章の最後で日本企業・政府の課題や将来について書いてある部分があるんだけど、そこで書かれている内容に近い事がその後に起こっていて、すげーと思わずにはいられない。

まとめると・・・オススメ

文庫で400ページくらい。薄くはないけど、2/3くらいを占める第1章は読み物としてさらっと読めるし、残りの章は短いけど重要な知見が色々あるので、オススメ。