海外在住・移住界隈の人達のカテゴリー分け

前振り

海外志向の人は癖が強め

自分は海外に通算3年くらい住んでいて、帰国後も海外の人(日本人、外国人ともに)と仕事をする機会がちょくちょくあるので、海外在住の日本人、あるいは海外に移住したい日本人と比較的多く接する機会がある。

海外志向の人は良い意味でも悪い意味でも癖の強い人が多く、結構好き嫌いが分かれると思う。

苦手な人とは関わらないようにしていたが

自分が海外に住んでいたときにも、当然合わない人は結構いたけど、職場の同僚みたいに嫌でも顔を合わせるという人達では無かったので、苦手な人には意識して、あるいは無意識のうちに近寄らないようにして穏やかな生活を過ごしていた

さて、日本に帰国して10年以上経ったけど、最近再び海外に移住することを検討していて、情報収集などをしている。そんななか、ネット上のとある海外在住者・移住希望者のコミュニティに昨年くらいから参加しているんだけど、そこには、今まで関わりを避けてきたような苦手な人も結構いて、

「あぁ、そうだった。海外クラスターの人ってこういう人達が多かったんだ」

と再認識した。

今回は、苦手なタイプもそうで無いタイプも含め、海外在住者・移住希望者のカテゴリー分けをしてみたい。

本題: カテゴリー分け

wannabes: 海外在住に憧れるだけ

最初に紹介するグループは、海外在住に憧れるものの、大した行動をしない人。これが結構な数いると思う。もちろんこの中にも色々レベルがあるけど、大半は

  • ネットで情報を調べる(先述のコミュニティに参加するとか)
  • 英会話を習っている

っていう人達。

  • 短期留学、ワーキングホリデーなどで、短期海外在住する

って人達は、行動は起こしているが、何らかの目的があるとかより憧れが強い人達が多いので、広い意味では wannabes に含めても良いかもしれない。

「バスケットの国アメリカの、その空気を吸うだけで僕は高く跳べるとおもっていたのかなあ…」

みたいなメンタリティーかも。

ちなみに、自分自身も一番最初はこのカテゴリー。海外に長期在住する人の多くは、最初はこのカテゴリーからスタートしている。

Japan haters: 日本はクソ

海外在住の人の中には、日本でも海外でも上手くやっていけそうな人もいるけど、どちらかというと日本での生活・慣習などが水に合わなかった人の方が多い。そして、そうした人達は得てして

「日本はXXだからクソ!」

みたいなヘイトをまき散らす。

「日本は良い国だと思うけど、私にとってはXXなどが合わなかった」

とか言っておけば角が立たないんだろうけど、そもそもそういう言い方が出来ないから日本には居づらいという・・・

属性としては

  • 現地就職
  • 現地人と結婚(女性が大半)

辺りが多い。

海外最高!

Japan haters と根本的な性質としては似ているかもしれないけど、その性質がポジティブな方向に発露している人達。

  • 通勤ラッシュがとかストレスが無くて最高!
  • 月10万円でゆとりのある生活が出来て最高!
  • 男性は女性に対してすごく優しくしてくれて最高!

みたいな。

それだけなら前向きだし害は無いんだけど、大抵の人はマウントを取ったりしてくるところが厄介。

出羽守: 海外/○○国では〜

海外最高!の一種が所謂「出羽守」。「海外/○○国では・・・」みたいに海外の事例を何でもありがたがる人達。

日本村住人

海外でも日本人同士でつるんでいる人達。

  • 海外リタイア組
  • 海外ノマドワーカー
  • 語学留学しているものの語学力がイマイチな人達

などが多い印象。

自分が海外にいたときは、半分くらいはこの属性だったかもしれない。

後述の駐在戦士も広い意味ではここに含めても良いかもしれないが、何か性質が違うので分けておいた。

駐在戦士

日系企業(商社とか)の現地駐在員。個人的にはこのカテゴリーの人達とは関わりがあまり無くて、東南アジアに住んでいたときに同じビルに住んでいた人、旅行のオプショナルツアーで一緒になった人と、後は友達数人くらいなので、サンプル数が少ないのを承知の上でこの項を読んで頂ければと。

海外展開するくらいの企業なので、基本的には日本での優良企業だし、そこに勤めている人達は日本では中流以上の階層に属する。また、(会社によって例外はあるが)一般的には海外赴任する人はエリートコースなので、駐在戦士達は日本のエリートサラリーマンと似たような人種だと思う。

付き合いやすい反面、他のカテゴリーの人達に比べるとパンチ力は弱いかもしれない。

駐妻

このカテゴリーの人達とは個人的なつながりは全く無く、本項は伝聞や勝手な想像がほとんどである事を予め断っておく。

さて、駐妻社会では

夫のランク=駐妻のランク

というのが大前提。基本的には同じ会社の駐妻同士がつるむので、夫の会社での上下関係がそのまま駐妻同士の上下関係になるらしい。子供の学校が絡んだりすると違う会社の駐妻とも関わる事になるが、その場合は、会社のランクが絡むのでややこしいとか。

留学生(語学留学は除く)

現地の大学・大学院に通う留学生は、独自のコミュニティを築いている事が多く、その他のカテゴリーの人とはそんなに交わらない。自分も、留学生とはそこまで交流は無かった。

基本的にはわざわざ海外に勉強しに来ている人達なので、真面目な人が多い。留学した理由とには、

  • 日本が合わなくて海外の学校を選択した
  • 日本には学びたい分野・レベルの学校が無かった

など色々あると思うが、上の方で挙げたような日本を嫌う・見下す人は少ない印象。憂えている人は多いけど。

マイノリティ

上に挙げたカテゴリーに属さない日本人を雑多に挙げていくと

  • 在住歴が長く、現地に完全に同化している人(日本人との接触もあまり無い)
  • 色んな国を放浪している人(他人とあまりつるまない人も多い)

とか?

まとめ

これらのカテゴリーは、見て分かるとおり全然 MECE ではないけど、大まかに海外に住む人達の傾向が分かってもらえればと思う。

一番最初に触れた海外在住者・移住希望者のコミュニティには、wannabes, Japan haters, 海外最高!(の中のマウンティング勢)も多く、あまり有益な情報は流れてなかったので、この辺はやっぱり自分で色々調べるのが基本だなと思った次第。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です