〜大磯宿〜

平塚から大磯までは距離はそれほど無い。この連休中に箱根まで到達するためにも、大磯の次の小田原に出来るだけ近いところまで行こうと思う。
東海道沿いにはこういう標識がある。東海道沿いには一里塚ってほとんど残っていなくて一里塚跡ってのがほとんどなので、(あまりいないと思うけど)徒歩での旅行者にとってある意味この標識が現代の一里塚かも。
日本橋から66km.JPG
平塚から大磯までは約3kmなので、いくら足が痛いとは行っても割とすぐに付いた。
今回ここに来るまで知らなかったんだけど、大磯は海水浴場発祥の地らしい。なんか立て札まであって面白い。
海水浴場発祥の地.JPG
しばらく歩いていたら道の左手に古めかしい建物を発見。鴨立庵というらしい。なんでも日本三大俳諧道場らしい。
鴨立庵.JPG


徒歩の旅も3日目となるとかなり疲労がたまってくる。日本橋で買ったガイドブックにも書いてあったけど、昔の東海道は土の道だったけど今は全てアスファルト。足にかかる負担も以前より大きいはず。一応手持ちのスニーカーの中で一番クッションの良さそうなやつをはいてきたんだけど、ちゃんとウォーキング専用の靴とかかっておけば良かったなぁと後悔。
とにかくどっかで休みたい、と言うことで大磯で海岸に出る。大磯と言えばロングビーチ。プリンスホテル(?)があって、最初海岸に出ようと思い立ったところがちょうどホテルや関連施設があるところで海岸に出られず。ホテルを左手に恨めしく見つつしばらく歩いて、ようやく海岸に出ることが出来た。
やっぱ海っていいなぁ。
大磯の海.JPG
そっからさらに歩く。時刻は17時頃。そろそろご飯を食べたいところ。さっき国道沿いにデニーズがあったけど、そのときはまだ早いと思って通り過ぎた。しかし食べたい時に店がないというのはよくある気がする。この辺りになると国道沿いと言ってもそれほど店がなかったりする。
その後二宮町に入り一里塚跡などを過ぎて、とうとう小田原市に入る。時刻は19時頃。ここに来る間にラーメン屋とかは1〜2つあったけど、ゆっくり出来そうもなかったのでパス。
お腹も空いたし足も痛いし限界に近づいてきた頃、割と広めのゆっくり出来そうなラーメン屋を発見。魚河岸ラーメンがんちゃんというお店。
とりあえず醤油ラーメンと餃子と瓶ビールを注文。かなりお腹が空いていたので、ラーメンがこんなに美味しく感じたのは近年稀かも。実際、ここまでお腹が空いていなくても割と美味しいんじゃないかと思う。魚介ベースのスープであっさりとしていて、でもあっさりしすぎて無くていい感じ。ま、国府津なのでもう一度くることは多分無いと思うけど。
お店を出る時に国府津駅までどれくらいか聞いたところ、子供の足で15分程度って言ってたので、まぁ多分今の自分でちょうどそれくらいかかるのかな。藤沢みたいに駅の近くに銭湯とか漫画喫茶があればいいなぁって言う淡い期待を持ちつつ国府津まで歩く。・・・見事なまでに何もないね。都会の考えは通用しないか。
仕方ないので近くの海岸で野宿しようと思ったんだけど、海岸に出る道がなかなか無くて結局そこからさらに1〜2km歩いた気がする。
1日目ビジネスホテル、2日目漫画喫茶、3日目野宿。明日はどうなんだろう。

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